骨つながりで、メキシコの有名人を紹介
このガイコツの貴婦人、名前をカトリーナといいます。 メキシコでは、ゆかいなガイコツたちにたくさん出会います。 日本のお盆のような行事、”死者の日”には町中にガイコツの飾りが溢れます。 また、民芸品にも、ガイコツのものがたくさんあります。 ↓我が家のガイコツたち 他にも、ガイコツ犬を散歩させるガイコツ、お産をするガイコツとガイコツのお医者さん、手術を受けるガイコツとガイコツ医者、ガイコツのマリアッチ、赤ちゃんガイコツを背負うお母さんガイコツ、酔っ払いガイコツなどなど・・。 日常の一場面を切り取った、ちょっとブラックなものが多いです。 ガイコツ同様、悪魔の民芸品もたくさんあります。 ちょっと毒気があってでも憎めない、そんなものが人気のよう。 どうしてメキシコではガイコツが人気なのか? はっきりしたことは分かりませんが、スペイン人が来る前から、メキシコ人たちはガイコツを描いていました。 それは、死を司る神の姿や、死の象徴でした。 顔の半分がガイコツで、半分が肉付きのいい人間の顔、そんな素焼きの置物(?)を博物館で見たことがあります。 ガイコツは、人間の内面も表しているのかもしれません。 先スペイン期のガイコツはどれも死をイメージさせるおどろおどろしいものですが、今のように人間の営みを表した滑稽な姿で描き始めたのは、ホセ・グアダルーペ・ポサダという人のようです。 彼はメキシコ革命などをテーマに、登場人物をガイコツにして風刺画を描きました。 その彼が描いたガイコツの貴婦人、これがカトリーナと呼ばれていたのです。 ガイコツの作品の中でもカトリーナは特に人気で、上品で、時にセクシーな彼女の姿をよく見かけます。 典型的なカトリーナの装いは、つばのついた大きな帽子にふわりとした羽飾り、西洋の貴婦人が身につけていたような上品な洋服です。 しかし、現代のアーティストは、思い思いにカトリーナを着飾らせています。 下の彼女は”カトリーナ”と呼んでいいのかわかりませんが、凛とした美しい姿は、カトリーナのようです。 *お知らせ*2月27日の出来事をアップしました。
by mangorico2
| 2006-03-10 18:43
| メキシコ雑学
|
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
お友達リンク
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||