空を飛びました。
もちろん、飛行機で。 長時間の飛行機の旅は嫌ですが、ほんの2時間程度なら楽しいものです。 空から地上を見渡せるなんて、人間にとって最高のぜいたくなのでは、と思ってしまいました。 だって空の旅って、鳥や虫にだけ許されたものでしょう。 果てしなく広がるメキシコの景色。 直線で区切られた、青々とした畑。 行き交う小さな車たち。 集落へとのびるゆるやかな道路と、ひしめきあう家々。 湖。 波打つ、乾いた大地。 そして、眼下に見える雲の海。 私がいるのは、間違いなく空の上です。 でも、雲の海を見ていると、それが水平線のように見えてきました。 目に見えるものだけを信じるなら、この雲の線が、私たちが足をおろすことのできる地面です。 私はこれから、この雲をくぐって、もうひとつ下の階に広がる町に行くわけです。 雲の中です。 白いような灰色のような景色が10分くらい続きました。 やっぱり雲は、水蒸気のかたまりなのです。 そして突然地面が見えて、空港に到着しました。 メキシコシティへの乗り継ぎ先であるモンテレイは、霧雨が降っていました。 飛行機が無事に着いてよかった。 そして、私の暮らすこの地上を見渡せてよかった。
by mangorico2
| 2006-02-19 04:37
| メキシコの旅
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