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田辺girl in クリアカン

私は和歌山県田辺市の出身なので、母国語は田辺弁です。
しかし、田辺をほとんど出たことのなかった高校生くらいまでの頃、自分の話している言葉は関西弁だと思っていました。
まさか、方言(田辺弁)を話しているなんて意識していなかったのです。
関西弁だって一地方の言葉なので、方言といえるのですが、漫才などの人気で今では全国区です。
大きなくくりでいうと「関西」の和歌山県(近畿ではあるけど関西じゃない、という意見もあるけど^^;)。
私も関西弁を話しているんだろうなあと思っていたのですが、ところがどっこい!
同じ関西の人に通じない言葉がたくさんあるじゃないですか!
しかも、和歌山県の人にすら通じない言葉もあるんですよこれが!
そのことに気づいたのは、大学生になって京都に暮らし始めた頃でした。

私は基本的には、田辺を離れていたり、田辺出身以外の人と話す時は、田辺弁は出ません。
意識しているわけではないですが、相手の話す言葉にあわす傾向があるようです。
相手が標準語の場合、私も変な標準語・・。
決して田辺弁を恥ずかしいと思っているわけではないのです。
むしろ、田辺弁を話している時の自分は、素の自分だと思います。

どうしてメキシコで、田辺弁の話をしているかというと、先日「おしえてわかやま 方言編」という本を読んだからです。
この本は、わかやま絵本の会というところが出版した本で、「おしえてわかやま 妖怪編」に続く2冊目です。
先日、クリアカン在住のikuさんのところに、この本が送られてきました。
ikuさんは和歌山市の出身で、この本を編集された松下千恵さんというかたとお知り合いだそうです。
それで、二人で方言話で大盛り上がりしました。

Qクイズ和歌山のことばQ
1.か・・例文「かー はえたあら」
2.ふう・・例文「ふう わりよ」
3.いぬ・・例文「もう いなよ」
4.やにこう・・例文「やにこう むずいわ」
5.ずつない・・例文「食べ過ぎて ずつないよ」
6.なっとうした・・例文「なっとうしたん?」
7.べっこうな・・例文「べっこうなこと いいよすな」
8.さぶいぼ・・例文「さぶいぼでたよ」
9.たとむ・・例文「せんたくもん、たとんどいてよ」
10.なおす・・例文「せんたくもん、なおしといてよ」
オマケ「あれまーよー」 出題、友人T

地元の人以外には、ハァ?という言葉ばかりではないでしょうか。
良く知っている言葉でも、活字で読むと何のことかわかりにくいものです。
それを声に出して読んでみると、自分が何度も使ってきた言葉、血が通った言葉に変わるのです。
気づいたのは、方言は、「ニュアンス」だということ。
例えばQ1の「かー」は一音ですが、その音の中に意味が込められています。
知らない人が上の問いを読み上げても、おそらく通じないでしょう。
オマケの「あれまーよー」は、友人Tが外国人向けに田辺弁を書き記したものから見つけたそうで、「かわいそうに」という訳がついていました。
「あれまーよー」=「かわいそうに」ではないのですが、たしかにそういうニュアンスで使われます。
方言は、声のトーンや上がり下がりで伝え合っているところがあります。
それは、同じ土地で暮らす人同士のテレパシーのようなものかもしれません。

書ききれないくらい、たくさんの方言があります。
この本は和歌山県全体の方言を収拾していて、私も知らないものがたくさんたくさんありました。
言葉の多様性を感じました。

上のクイズの答え、コメント欄に書いて下さいね!
田辺の人でもOKですよ。
そして、私が作ってみた田辺弁クイズ↓
わかった人はコメント欄にどうぞ~。
母「おまはん なにしやんな?」
子供「ちょう見てよ、足にえたあるろ。やにっこう痛いてよぅ。じてこで浜へ行きやったら、じてこもじけてよう、こけてしもてん。ほいて、足打ってん」
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by mangorico2 | 2006-01-28 09:43 | クリアカン

大統領候補者に会った!

セントロに行くと、目抜き通りのオブレゴン通りが通行止めになっていました。
なにやら大きなステージができていて、人だかりができています。
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大きな垂れ幕と、黄色やオレンジの旗を持った人々。
渡されたチラシを見ると、一人のおじさんの顔と名前が。
彼の名前は、Andés Manuel López Obrador(アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール)。
長い名前なので通常はロペス・オブラドールと呼ばれています。
そう彼は、今年7月に行われるメキシコ大統領選挙の候補者の一人。
もとメキシコシティの市長で、PRD(民主的革命党)に所属しています。

セントロは、たくさんの人でごった返していました。
ステージにはまだロペス・オブラドール氏の姿はなく、支援者らしきおじさんたちが、声をはりあげ何かを訴えていました。
さらに、募金を集める若者たち、音楽を演奏して場を盛り上げるバンダ、鼓笛隊などの姿も。
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子供を連れてきたお母さん、子供がお菓子を買ってよーとせがんでいます。
大勢の人が集まると、これはチャンスと物売りも集まります。
トウモロコシ、アイスクリーム、キャンディー(チリ味)、綿菓子、ナッツなどのおつまみetc。
みんな、何やかんやと食べながら、演説を聞いています。

1時間半ほど支援者たちの演説が続いて(私はその間セントロで買い物)、やっとロペス・オブラドール氏が登場。
舞台までは100mほど花道があり、向こうからテレビカメラや支持者に取り囲まれながら歩いていきます。
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なんとか、写真に収めることができました!
中央の白髪のおじさんです。
彼が舞台に上がってからは、人だかりで全く見えませんでした。
日本だと危ないと注意されそうですが、メキシコでは皆、登れるところはどこでも登ってしまいます。
例えば、公衆電話の上によじのぼる。
バス停の雨よけの屋根の上にのぼる。
商店の看板の上にあがる、等々。
お祭りか、コンサートのようでした。
熱心な支持者の人もいるでしょうが、人々は非日常を少し楽しんでいるようにも見えました。

彼の演説は、私の乏しいスペイン語力ではよくわかりませんでしたが、「年収・・ペソ以下の貧困層に、・・ペソを支給する」とか、「・・歳以上のお年寄りに毎月・・ペソを支給する」、「医療の充実、無料で薬を配布(すでにメキシコでは医療費は無料、しかしレベルは低く、お金持ちは私立の病院に行く)」、「すべての人に質の高い教育を」、「スポーツ、芸術、科学研究に力をいれる」、「雇用を増やす」などを公約に挙げていました。
正直なところ、そんな良いことばかり言ってできるの?と思いましたし、良いことは誰でも言えるのではと思ったのですが・・。
エドに話すと、「公務員の数を減らすか、給料を減らせばできるよ。」とのこと。
メキシコでは、一番の高給取りが医者、次いで公務員だそうです。
公務員というのは狭き門で、コネがないと入ることができません。
富める者が、身内だけでますます富めるシステムを作ってしまっているのが役所の世界。
その現実を変えることができれば、メキシコはもう少しよくなるのかもしれません。
ロペス・オブラドール氏は、貧困層に厚く支持されているそうです。
エドの読みによると、もしかすると彼が当選するかも、とのことです。
私のこの留学期間中に選挙があり、メキシコ中が大きく揺れ動くことでしょう。
とても興味深いです。

ちなみに、ロペス・オブラドール氏の所属するPRDは、メキシコ議会の野党で、中道左派にあたります。
現在の大統領、ビセンテ・フォックス氏はPAN(国民行動党)で保守、現在の与党です。
彼が大統領に当選するまでは、71年間もPRI(制度的革命党、中道右派)による一党独裁政権が続いていました。
政党としては他に、PT(労働党、PRDから分離した社会民主主義政党。今回の選挙ではロペス・オブラドール氏を支持)、PVEM(環境緑の党)などがあるそうです。
先日ボリビアで、先住民出身の初の大統領(エボ・モラレス氏)が誕生し、同時に、ベネズエラ、アルゼンチン、チリ、ブラジル、ウルグアイに続く中南米で6番目の左派政権誕生となりました。
この波にメキシコも乗るのか、現在の与党PANが勝利するのか、はたまたPRIが政権を奪い返すのか。
注目したいところです。
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by mangorico2 | 2006-01-27 17:01 | クリアカン

つれづれなるままに・・

ネタのない日は写真でごまかそう!!
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モレーリアからメキシコシティに向かうバスの中から撮った写真。
明らかに、食用とされるんだろうなあ・・というブタたち。
日本では目にすることのない光景だったので、思わずシャッターを切りました。
生きものとして見た時の「かわいらしさ」と、食べ物を想像した時の(トンカツとか)「おいしそう」っていう気持ちとが入り混じっていました。

日本では、肉がきれいにスライスされて、パックされた状態で売られています。
そこにあるのは肉という食べ物で、それが生きていたということは、あまり連想されなくなっています。
なんとなく、「私たちが食べるために生きものを殺している」という現実が、隠されているような気がするのです。
メキシコでも、スーパーマーケットに行けばパックされた肉が売られていて、日本と同じような感じです。
しかし、市場では、ブタの頭がゴロゴロと並んでいて(何の料理に使うのかな?)、同じくブタの真っ白な皮が波打っています。
ブタの皮を揚げたものをchicharón(チチャロン)といい、メキシコ料理によく使われます。
他にも、丸ごとの鳥が並んでいたり、牛肉の塊を、大きな包丁で叩くように切り分けていたり。
どれも、生きていた時の姿を思い出させるのでギョッとしてしまうのですが、そこには生の匂いが溢れています。
市場は衛生的にもあまり良いとはいえないし、いつも混雑していて、お金持ちの人達が行くことはありません。
生活水準があがってくると、そういう汚れたものや、生と死を連想させるものを排除しようとするのでしょうか。
そういう私も、ちょっと潔癖症気味な日本人のひとりです。
でも、私がメキシコを好きな理由は、ここに、生と死があるからかもしれません。

なんだかうまく言えませんが、メキシコは、なんだか日本の常識が通じなくて、はちゃめちゃで、生(と死)の匂いのあるところです。
それが、私をわくわくさせるのです。
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by mangorico2 | 2006-01-26 15:13 | クリアカン

旬の果物

語学学校の門の前には、駅のキオスクのような売店があります。
お菓子、パン、ガム、マルちゃん(カップヌードル)などの食べ物や飲み物、文房具、タバコ(1本からバラで買える)など、品揃えが豊富です。
その横に、果物(リンゴや洋ナシ、バナナなど)と絞りたてのオレンジジュースを売る屋台があります。
メキシコでは、日本のようにみかんを「食べる」のではなく、絞ってジュースにして飲むことが多いです。
我が家も、毎朝オレンジを絞って飲むのが習慣。
とても美味しいです。
学校の前で友達がこのオレンジジュースを買うたびに、美味しそうだなと思うのですが、いつも家で出してくれるので買うことはありませんでした。
その屋台に最近、新メニューが登場。
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イチゴです。
ちょっと見づらいですが、黄色いコンテナとその奥のグレーのコンテナに積まれたイチゴ。
刻んだイチゴをカップにいれて、練乳やチョコレートをかけて売っています。
美味しそう!でも、どうしようかな・・と迷っていると、次々に学生たちがやってきて買っていきます。
それで思わず私も、「下さい」と言ってしまいました。
「新発売」に弱い私です。
イチゴだけなら12ペソ(約120円)、練乳入りが15ペソ(約150円)、チョコレート入りはたしか20ペソ(約200円)だったと思います。
私は、こんなにたっぷりの練乳もチョコレートもいらないと思い、イチゴだけのものを買いました。
しかし、ちょっとだけチョコレートも食べたいな~と思ったので、オマケで少しかけてもらいました。
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イチゴは日本のものより小ぶりで、少し歯ごたえがありました。
早くもいでいるからかなあ?
でも美味しかった。
日本だとイチゴは高級なイメージがありますが、ここでは手頃な値段で買うことができます。
というか、イチゴだけでなく果物や野菜、肉、とにかく食べ物が安いです。
市場に行って、「リンゴ1個下さい」というと、「1kgじゃなくて1個?それくらい、あげるよ」といってタダでもらえると聞いたことがあります。
試したことはありませんが・・。
食べ物が豊富な国は、豊かというか、いいなあと思います。

明日もイチゴ食べようかな。
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by mangorico2 | 2006-01-24 14:50 | クリアカン

あわあわ・・

いつも暖かいクリアカン♪
といっても、最近寒い日が続いています。
(しかし、これで寒いなんていったら日本のみんなに怒られそう)
朝晩はセーターや上着が必要なくらい寒く、昼間は陽がカーッっと照ってみんなTシャツやキャミソール姿。
この気温の変化が、どうも体調を崩す原因のようです。
私のステイ先の家族もみな順番に風邪をひいていき、なんだか私も風邪の初期症状が・・。
風邪をひききらないように、なんとか踏ん張りたいと思います。

アリクイ、ここ数日更新できなくてごめんなさい。
ああ、コメントもいっぱいもらってるのに。
あわあわあわあわ・・。
明日は、スペイン語のテストです。
それが終わったらちょっと落ち着くので、また更新していきます。
しばらくお待ちくださいませ。

↓午前7時半の近所の風景。
寒いけど、空気が澄んできれいだった。
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by mangorico2 | 2006-01-23 16:50 | クリアカン

ゲイシャって何だ?!

メキシコで「日本人です」というと、真っ先に言われること(特におじさんに)。
それは、「おお!日本!ねえ・・ゲイシャって、今もいるの?フフフ・・」(フフフは想像。でも、ちょっとエロそうに言う)
彼らの頭に浮かぶ日本像は、サムライでもニンジャでもカラテでもなくゲイシャ!
しかも、ゲイシャ=売春婦ということらしいです。

普通に日本で暮らしていて、芸者さんに関わることはありません。
芸者遊び。
呉服屋のボンか、政界のドン、大企業のボス、そんな人達が楽しむもんで、とてもとても庶民には縁のない世界です。
だから、和歌山県田辺市で育った一般庶民の私は、芸者が何をしているのか、全くといっていいほど知りません。
同様に、メキシコに留学している友人たちも「芸者って何?」と疑問を持っているよう。
お互いに、「ゲイシャ・ゲイシャって言われるけど、何なんだろうね~。でも、売春婦とは違うよね~。」と話しています。
なんか、「日本=ゲイシャ」と言われるときの気分の悪さ。
男性の、女性を見下したような視線を感じるからかもしれません。

芸者の話が出る時、私はこのように説明しています。
「芸者は、お客さんの食事に付き合ってお酌をしたり、舞を踊ったり歌を歌ったりして、お客さんを楽しませる仕事です。お客さんには会社の社長などが多く、芸者は教養がないと務まりません。また、芸者遊びはとても高価で、一般庶民には縁のない世界です。もしかしたら夜のおつきあい(=売春)もするかもしれないけど(このあたりは、自分の知識に自信がないのであいまい・・)、基本的には芸者は売春婦ではありません。」
しかし、この説明も何かの文献で調べたわけではなく、「なんとなくそう聞いたことがある」、「私のイメージ」に過ぎません。

サムライたちのいた時代、売春を生業としていたのは、遊女と呼ばれた女性たちです。
(遊女は一般的な呼び名で、場所によって呼び名が異なるそう)
江戸時代には政府公認の遊郭(遊女屋が集まっているところ)があり、「吉原」や京都の「島原」などが有名です。
売春というと、暗いイメージや卑しい職業のようですが、江戸時代の遊郭、特に吉原は「粋な文化の発信地」、「流行の最先端」だったそうです。
私はここで売春の善し悪しを論じるつもりはありませんし、遊女が借金に縛られて働いていたという事実については、女性として「自分だったら嫌だなあ!」と思います。
しかし、江戸時代以前の性についての考え方は現代とは異なりますし、遊女(売春婦)に対する見方も違ったように思うのです。
つまり、遊女は、現代の私たちがイメージするような卑しい職業ではなかったと。
一歩日本を出て、海外の人が持つ「ゲイシャ=遊女(売春婦)」という図式に出会う時、彼らのものさしでゲイシャを測って、ゲイシャというものを見下しているように感じます。
もちろん、日本文化をよく知らない人のたわいのない発言なのですが、日本文化が誤って伝えられていること、またその誤った文化が広く浸透してしまっていることを思い知らされます。

まあ、日本人自体が、日本文化をよく理解していないことも問題かもしれません。
私も自信を持って説明できないもんなあ・・。
みなさんなら、どのように説明されるでしょうか?
この件に詳しい方、コメント・訂正をお寄せください。
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by mangorico2 | 2006-01-20 15:45 | メキシコ雑学

女性の髪を飾るのは・・

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彼女は、英語のクラスの友人Lupita(ルピータ)。
ちょっとわかりづらいですが、彼女の髪を飾るのは、お箸。
以前にも、プラスティック製の薄紫のかわいいお箸をつけていましたが、今日のは、料理に使う菜箸のような、本格的な(というか地味目な・・)お箸。
どっからどう見ても、お箸でした。

メキシコでは、お箸をかんざしのように頭に挿すのが流行。
といっても、少し前の流行らしく、今ではそんなに見かけません。
日本のアニメや日本語が大好きな彼女は、「ちょっと前の流行だけど、私はお箸が好きだから、今でも使っているの」と言いました。

かんざし代わりに使うのは、お箸だけではありません。
バスに乗っていると、ボールペンを頭に挿している女性を見かけます。
そんな話を彼女にすると、「ははは、いるいる!実用的でしょ!」と答えました。
何か書きたくなったら髪からボールペンを抜いてメモ・・そしてまた髪に戻す。
メキシコでは、授業に行くのにノートとボールペン一本だけ持っていく学生をよく見かけます。
例えば、英語のクラスの友人たちは、英語一クラスのためだけに出てきているので、リング式のノートのリング部分にボールペンを挿して登校。
日本のように、ペンケースに何色ものペンやボールペン、シャープペンを入れて、というのはほとんどいません。
というか、ペンケースを持っている人自体少ないかも。
だから、髪にボールペンというのも、なんとなく実用的でいいんじゃないかな~と思うのですが・・。

帰り道のバスで、鉛筆(消しゴム付)を頭に挿している女性に出遭いました。
お~鉛筆バージョンもあるのか~と思っていると、なんと削っていない鉛筆!
家を出る前に髪を束ねたはいいけど、適当なかんざし(もしくはお箸)が見つからず、たまたまそこにあった鉛筆を挿した・・のでしょうか?

ちなみに私のペンケースは↓
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福助の柄です。
全員違う顔で、違う紋付を着ています。
しかも裏側は福助の後姿で、小さくそろえた足袋がカワイイのです。
bruce製(この前コメントくれてた)で、2年前くらいから愛用しています。
興味のある人は是非こちらを↓
http://www.bruce-kyoto.com/index.html
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by mangorico2 | 2006-01-19 06:00 | クリアカン

ライムにまつわるエトセトラ

私の家のパティオ(中庭)には、ライムの木があります。
メキシコ料理には絶対に欠かせないライム。
どのくらい欠かせないかというと、まず、スープ系の料理には絶対にライムを絞って入れます。
↓consomé de pollo(コンソメ・デ・ポジョ。鶏肉と白米、野菜を煮込んだスープ。)
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私は酸っぱい味が苦手なので、最初はいらないと言っていたのですが、セニョーラが「この料理はライムを加えて初めて完成されるんだから。入れる前と入れた後では、味が全く違うのよ。」と言うので絞ってみると、確かに美味しい。
単にライムの味が加わっただけではなく、何か化学反応を起こしているんじゃないかと思うくらい変わります。
ライム大好きな人は、もうライムの味しかしないじゃん、というくらいまで入れますが・・。
それから、タコスを食べる時もライムを絞ります。
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その他、何にでもライムを絞ることができます。
焼飯だって、カレーライスだって、ラーメンだって・・・!!
ライムを絞るとメキシコ人好みの味に早がわり!(和食にライムはホントはやめて欲しい^^;)
こっちで食べられるお寿司に添えられるのは、ライム入りの醤油です。
それから、ライム果汁を絞った飲み物、agua de limón(アグア・デ・リモン。ライム水)もあります。

我が家はこの木のおかげで、ライムをスーパーで買わなくてもいいのです。
私の部屋にいると、ポトッ、ポトッとライムが熟して落ちる音が聞こえます。
ライムと言えば緑色をイメージしますが、我が家の完熟ライムは黄色です。
よく売られている緑色のライムは、熟す前にもぎとられているから。
まだ熟れていない酸っぱい味をメキシコ人が好むからという理由だそうです。

しかし、最近我が家のライムも、実が減ってきました。
ライムのシーズンは夏で、冬には実をつけなくなるのです。
(もう1月なのにまだ実をつけているので、よくがんばっているほうだと思う。)
そのかわり、冬は次の夏の準備をしています。
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ライムの花です。
冬は、葉といっしょにライムの花も落ちてきます。
この花の根元にライムの「もと」があって、花が落ちた後少しずつ育ち、7月頃には立派なライムになるそうです。
今日見つけた花の「こども」に会うのは夏。
楽しみです(食べるのが・・^^)。

セニョーラに教えてもらいながら二人でライムの木を見上げていると、ハチドリが花の蜜を吸いにきていました。
蜂のように羽を震わせて花から花へと渡る姿が、かわいらしかったです。

ちなみに・・・
メキシコではライムのことをlimón(リモン)と言いますが、スペインのスペイン語ではライムはlima(リマ)といいます。
limónは、日本でよく見かける黄色いレモンのことです。
しかしメキシコでは、どちらもlimón。
ほとんど黄色いレモンは使われないので、たまーにスーパーで売られている時は、limón(ライム)、limón amarillo(黄色いライム?)と区別しています。

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12月23日の出来事を更新しました
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by mangorico2 | 2006-01-16 06:21 | メキシコ雑学

bebeとmenudo

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今日は日曜日。
我が家のbebe(ベベ、飼っている犬の名前)もの~んびりお昼寝。
あ、彼女はいつものんびりしてるか・・。

朝ごはんは、sopa de menudo(ソパ・デ・メヌード、臓物スープ)でした。
豚や牛の臓物や骨を、とうもろこし(日本のよりも大粒)と一緒にことこと半日以上煮込んだものです。
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スープには、コリアンダー(香草)、生タマネギ、ライム、乾燥唐辛子をかけます。
また、いつもパンと一緒に食べるそうです。
これは朝ごはんの定番で、パーティ続きで胃が疲れた時や二日酔いの時にとても良いそうです。
家で作ると手間と時間がかかるので、「ちょっと疲れたなあ」っていうパーティの後、屋台やお店に寄って翌朝のためにメヌードを買う人も多いとか。
お味のほうは・・スープととうもろこしは美味しかったのですが、実はもともと臓物は苦手でした。
あの、くにゃくにゃした食感と、いつまでもかみきれない感じが嫌・・。
しかし、このメヌードは臓物がしっかり煮込まれていて、柔らかくて、大抵の人は好きなんじゃないかと思います。
私が残した臓物は、上の写真のベベにあげることになりました。
ベベ、喜んでくれるかな~。
メヌードについてはikuさんのブログでも紹介されているので、読んでみて下さいね。
http://blogs.yahoo.co.jp/iku46mexico

*お知らせ*
12月22日のブログを更新しました。
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by mangorico2 | 2006-01-15 10:30 | クリアカン

narco

クリアカンといえば、メキシコの誰もがイメージするもの。
それはnarco(ナルコ)、正式にはnarcotraficante(ナルコトラフィカンテ)です。
何のことかというと・・・
麻薬密売人です。
例えばメキシコシティの人に、「クリアカンに住んでる」というと、結構な割合で「あそこはナルコがたくさんいて危ない!」と言われます。
クリアカンに住む前、私の前にこの家にステイしていた日本人Nさんに、「近所の映画館の駐車場で、麻薬密売に関わる男性が銃で殺された」と聞きました。
クリアカンはなんて恐ろしいところだと心配したものです。
(ちなみにその映画館は、現在は営業を停止してハトの住家(廃墟)となっています。私の通学路にあります。)

しかし、実際に住んでみると、クリアカンの人達はナルコの存在をあんまり気にしていません。
というか、あまりにも周りにたくさんいるので、当たり前になってしまっているのです。
私は、麻薬「密」売人なんだから、こっそり裏家業をしているのか、もしくは一般人と関わりのない人達だと思っていました。
でも実際には、「ああ、友達のカルロスはナルコだよ」とか、「あの家はナルコだよ」とか、「あの通りには、毎週金曜の夜にナルコが集まるんだよ」とか、なんかお天道様の下で堂々と生活を営んでいるのです。
誤解のないように言うと、麻薬の取引は違法ですし、自分から「俺はナルコだ!」なんて言う人はいません。
もちろん、「あなたはナルコですか?」なんて聞くのもダメです。
ただ、皆なんとなく知っていて、それを黙認しているようです。

私は常々、「ナルコってどんな人だろう」と思っていました。
それが昨夜、ついに遭遇することができたのです。
「毎週金曜の夜にナルコが集まるアノ通り」を偶然通ったのです。
(注。独りじゃないよ、心配しないでね!)
夜12時、通り沿いにcamioneta(カミオネタ、荷台のついた車)がズラリと列をなしていました。
荷台には男たちが乗り込み、大きな音楽をかけ、にぎやかに話していました。
これがナルコ達!
日本の暴走族たちよりも穏やかそうです。
しかし、じーっと見るわけにもいかないので、通りすぎながらチラチラと観察してみました。
ナルコの特徴
①車は”イカツイ(強そうな、大きな)”カミオネタ。ホイールも銀色のものにチェンジ。マフラーも大きなものに代え、エンジンをブルンブルン鳴らしている。
②体格はマッチョ。短く刈った髪にヒゲで男の強さをアピール。
③好きな音楽はバンダ(メキシコ北部でよく聞かれるにぎやかな音楽)。
↓ナルコのものと思われる車。少し離れた所にとめてあったのをこっそり撮影。
※注 カミオネタに乗っている人がすべてナルコというわけではない。
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ナルコたちは、自分たちは麻薬を吸いません。
麻薬を扱う人達は、麻薬中毒の恐ろしさを知っているのです。
麻薬は主に、アメリカ合衆国へと流れていきます。
彼らには、その「商品」がどこへ行き、どんな問題を引き起こすかは知ったことではありません。
ただ麻薬を扱う仕事は簡単で、ちょっとした仕事で大金を得ることができるのです。
ナルコには、お金はあるけど学がない人が多いそうです。
そんな人ばかりいても、国は良くならないだろうなあと思うと、暗い気持ちになります。
警察はナルコを取り締まる立場にありますが、賄賂しだいでは見逃してくれるそうでアテになりません。
最近は、メキシコとアメリカの国境でのチェックが厳しくなり、アメリカに麻薬を持ち込むのが困難になっているそうです。
そこで、さばけなかった麻薬がメキシコ国内に流通する可能性があるので注意するように、と外務省の方から言われました。
麻薬に手を出すのは、主に貧しい人達です。
クリアカン在住のikuさんは、メキシコ人の友人に、「道で物乞いをしている子供にお金をあげてはダメ。彼らはそのお金で麻薬を買うんだから」と言われたそうです。
全員がそうとは限りませんが、貧しい人が麻薬に手を出しているという現実があります。

私はメキシコに来て怖い目に遭ったことはありませんし、クリアカンでナルコに関わることもありません。
クリアカンの人は、ナルコのたくさんいるこの町を怖いとは感じていません。
自分が麻薬に関わらなければ、事件に巻き込まれることはないと言います。
しかし、別の国からやってきた私が、余計なお世話として言わせてもらうなら、麻薬の密売でなりたっている社会は決して良くないと思う。
それが善いとか悪いとか、そんなことを考えるような教育が欠けていることが問題だと思います。

※補足
「ナルコが集まるアノ通り」は普通の大通りで、一般の人達も通っています。
薄暗い通りで麻薬の取引をしているというわけではなく、自分たちの愛車を自慢するべくズラリと並べ、仲間内でわいわいしゃべって夜を明かしているのです。
それから、「ナルコが集まる」と言われていますが、そこに集まっている全員が麻薬密売に関わっているわけではないそうです(根拠はないけど、6人に1人くらいby Edo)。
いずれにせよ褒められたものではありませんが。

*お知らせ*
12月21日の出来事を更新しました。
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by mangorico2 | 2006-01-14 17:50 | クリアカン