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タクシー

メキシコシティに戻ってきました。
SさんとIさんは、明日の朝の飛行機で日本に帰ります。
モレーリアから約4時間バスに揺られて、メキシコシティのバスターミナルに到着。
ここからタクシーに乗って、予約してあったホテルに向かいます。
タクシー。
メキシコシティの流しのタクシー(リブレという)は危ないといいます。
なんでも、運転手が強盗にはやがわりして、数時間拘束され、金品を奪われるというのです。
もちろんすべてのリブレが危ないわけではありませんが、メキシコシティに土地勘のない人は、ちょっと多めにお金を請求されたりして、厄介なものです。
そこで、空港やバスターミナルには、行き先を言ってチケットを買ってから乗るタクシーが待機するようになりました。
リブレよりは高めの値段ですが、先にお金を払っているので安心ですし、安全に目的地まで連れて行ってくれます。

もちろん今日も、タクシーチケットを買ってから車に乗り込みました。
目的地のホテル名を運転手に告げて、車は走り出します。
と、運転手が私に、
「そのホテルのある地区は今、デモで封鎖されてて入れないんだよ。」
え?
「俺が**っていう良いホテルを知っているから、そこはどうだ?」
最初、デモという言葉がわからなくて動揺する私。
(デモ=manifestacion)
クリアカンでもデモを行う人を何度か見たことがあるので、そういうこともあるのかなあ、と思いました。
SさんとIさんにも、運転手の言葉を伝えます。
私「でも、一日中デモが続くってことはないでしょう。」
運転手「それが、2時から始まったばかりだから、まだやってると思うよ。」
時計は3時すぎをさしています。
しかし、**ホテルへ連れていきたそうな運転手も怪しいなあと思い、
「もうホテルを予約してあるから、とりあえず行けるところまで行ってみてよ。もしダメなら、前に泊まったことのある別のホテルを知ってるから、そこに連れていって。」
と言いました。
大通りを通って、地下鉄の入口を目印に左折すると、ホテルの看板が見えました。
無事、到着。
SさんIさんと来れて良かったねと話しながら、運転手にトランクから荷物を下ろしてもらいます。
一仕事終えた運転手が、暑そうに手をあおぎながら一言、
「あー疲れたなあ、レフレスコ(炭酸飲料の総称)飲みたいなあ。」
つまり、私にチップをくれと言っているのです。
こちらの希望を聞かずに自分の勧めるホテルに連れていこうとする態度が失礼だったので、
「NO!」
と言ってホテルの玄関をくぐりました。

ホテルの受付で今の出来事を話すと、デモはあったけど昨日のことで、しかもこの地区は全く関係なかったとのこと。
「お客を連れて行くと、そのホテルからマージンをもらえるようになっているのよ。悪い奴だわ。」
と、受付のお姉さんは怒っていました。
私はやっぱりなあ・・と思い、運転手の言うことを鵜呑みにしないで良かったと思いました。
イエイ!勝った!(^^)
運転手のおじさんは、強盗をするような悪人ではありませんでした。
私を脅したりはしなかったし。
でも、小金を稼ごうとするズルイ人でした。
こんな人はメキシコにはたくさんいると思います。
詐欺というほどは巧妙でなく、すぐに見破られそうな嘘。
嘘とばれても、悪びれる様子もありません。
しかし私にはそれが、滑稽でとても人間臭いように感じます。
私も今までに何度か騙されているとは思いますが、「少々のお金のことを気にしていてもしょうがない、一番大事な命があって、元気に暮らしているじゃないか」と思うようになりました。
自分の目で確認するまでむやみに相手のことを信用しないこと、少々のことは「まあいいか」と思うこと、これがメキシコで暮らすコツかなあと思う、今日この頃です。

後日談
ステイ先のセニョールも娘さんと二人でメキシコシティに行った際、同じような手口にあったそうです。
騙されはしませんでしたが、その時の運転手の言葉はこう。
「実はそのホテルは、牢屋がいっぱいになった時に囚人を受け入れているんだよ。そんなホテル危ないよ。俺の知ってる**ホテルを紹介するから、やめたほうがいいよ。」
メキシコ人だって、土地勘がない人は容赦なく騙されるのです。
そりゃあ、スペイン語だってままならない私なら、騙してみようって気になるよねえ・・。
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by mangorico2 | 2006-02-27 20:11 | メキシコの旅

パツクアロにて

パツクアロという町に来ました。
ここには、ミチョアカン州の民芸品を売る店がたくさんあります。
「私を買って~」という声を振り切って、ひとつだけ民芸品を買いました。
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ツィンツンツァンという村で作られるワラ細工です。
先日我が家を訪れたラティーを思い出して、思わず買ってしまいました。
他にも、十字架を背負ったキリストの姿や聖母マリアを模した大きなもの、動物を模したもの、キリスト生誕の場面を表したものなど、色々ありました。

お昼ごはんに食べた、ソパ・タラスカ(タラスコのスープの意)というスープです。
もともとこの地に住んでいたタラスコ人の名を冠したこのスープは、とろりとしていて、少し甘みがあっておいしかったです。
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by mangorico2 | 2006-02-26 06:02 | メキシコの旅

水を大切に

モレーリアのホテルの洗面所で、こんなものを見つけました。
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メキシコシティの公衆トイレでも見かけたなあ、そういえば。
「使用料 50ペソ(約500円)」と書いています。
初めて見たときは思わずお金を入れそうになったのですが・・これは壁にシールをはってあるだけです。
よく見ると、
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「もし今のように水を無駄遣いし続けると、すぐにこれが現実のものとなりますよ」
と書いてありました。

水がなくなる、水に高いお金を払う、というのは今まであまり体験したことがありませんでした。
しかし、メキシコでは飲料水を買うのは当たり前ですし、とはいえ貧しい人達はその水も買えないのが現実です。
またメキシコシティは水不足に悩まされています。
時々断水するそうです。
メキシコには雨季(夏場)と乾季(冬場)があり、乾季には全くといっていいほど雨が降りません。
「毎日カラッと晴れていいなあ」なんて思っていましたが、雨は本当にありがたいものだと気づかされます。
この3月16日から21日まで、メキシコシティで、第4回世界水フォーラムが行われます。
私はそこで、通訳のような仕事をさせてもらえることになりました。
これを機に、大切な水というものについて考えてみたいと思います。
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by mangorico2 | 2006-02-25 16:12

グアナファト2

グアナファトを一望できる丘に、ケーブルカーで上がりました。
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山に囲まれすり鉢状になったところに、びっしりと家が並んでいます。
ピンク、青、黄色、オレンジ、赤、緑などに塗られた家々が、不思議なバランスで調和しているのです。
Iさんは、いつまもここで町を眺めていたいと言っていました。
そして、趣味のパッチワークの柄にできないものかと考えていました。
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by mangorico2 | 2006-02-24 15:54 | メキシコの旅

グアナファト

グアナファトに着きました。
グアナファトの楽しさは、路地裏だと思います。
どこを切り取っても絵になるので、SさんとIさんと一緒に、パチパチと写真を撮りました。
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グアナファトで出会った猫です。
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店番をしているような雰囲気ですが、愛想を振りまいてはくれませんでした。
そして、猫の写真を撮る私の姿を、Sさんはカメラに収めていました。
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by mangorico2 | 2006-02-24 15:49

テオティワカン

メキシコシティからバスに乗って1時間くらい走ったところに、テオティワカン遺跡があります。
時々、テオティワカンをアステカの遺跡と勘違いしている人がいるのですが、テオティワカンはテオティワカン文明の遺跡で、アステカよりも古いものです。
「地球の歩き方」によると、テオティワカンは紀元前2世紀から8世紀頃の文明で、アステカは13世紀頃から1521年までです。
アステカ人たちは、テオティワカンの遺跡を訪れた時、その荘厳なピラミッド神殿や整備された都市に驚き、「神々が建てた都市に違いない」と言ったそうです。
↓月のピラミッドから、遺跡全体を眺める。左手に見えるのが、太陽のピラミッド。
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現代の道具を持ってすればこのようなピラミッド建設もそう難しくないかもしれませんが、彼らは、簡単な道具だけを使って石を切り出し、巨大なピラミッド神殿を完成させたのです。
メキシコのすべての遺跡に言えるのですが、驚くことにメキシコには、道具や武器としての鉄器がありませんでした。
どれだけの時間と労力がかかったのだろうと思うと気が遠くなります。
と同時に、生の人間一人の持つ力の大きさに驚かされました。
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太陽のピラミッドの頂上でバンザイするSさんです。
この後、月のピラミッドの上で『月の砂漠』を歌うのだ、とはりきっていました。
いざ月のピラミッドに登ると、ここの雰囲気は『月の砂漠』ではないと言って、『みかんの花咲く丘』を歌っていました。
和歌山の風景を歌った歌なのだ、と誇らし気でした。
Iさんは、月のピラミッドの向こうに見える高い山を見上げて、あの山まで登りたい、一日あれば登れる、と何度も言っていました。
私はテオティワカンを訪れるのは3回目でしたが、毎回違う思い出があり、とても楽しかったです。
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by mangorico2 | 2006-02-23 14:39 | メキシコの旅

民族舞踊

今日の夜は民族舞踊のショーを見にいきました。
↓カウボーイの踊り
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縄をくるくると回して、その中央で女性を抱いて踊ります。
お見事!

↓ハリスコ州の踊り
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ショーの最後を飾る、すばらしい踊りでした。

しかし、踊っている人を撮るのは難しいですね。
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by mangorico2 | 2006-02-22 17:13 | メキシコの旅

メキシコシティの風景

1日遅れでSさんとIさんが到着です。
空港に迎えに行くまで時間があるので、ちょっと散歩をしてみました。
レフォルマという、メキシコシティの中心部にある大通りです。
写真中央のようなモニュメントがたくさん並んでいます。
道の両側には、ホテルや大使館、高いビルなどが並んでいます。
メキシコシティは、かなりの都会なんですよ。
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by mangorico2 | 2006-02-21 16:48 | メキシコの旅

メキシコシティにて

拝啓、日本のみなさま。
それと、クリアカンのみなさま。
ただいま、メキシコシティのインターネットカフェにいます。
キーボードがかたくて打ちにくいです・・。

本当は今日、SさんとIさんがメキシコに到着する予定だったのですが・・アクシデント発生!
白浜空港を出て羽田に向かう飛行機が、霧のため羽田に降りられず、関空に戻ってしまったそうなのです。
※21日訂正。SさんIさんの乗った飛行機が羽田に降りられなかったのではなく、乗る予定だった飛行機が、霧のため白浜空港に降りられず関空に行ってしまった、とのことです。
それで、もう時間どおりに成田空港に着くのは無理だということで、なんとか次の日の飛行機を取ったそうです。
明日(メキシコ時間で)21日の夕方到着です。
うーん、天候の影響で飛べないってことがあるんですね。
よくあることかもしれませんが、私は幸いにもそんなトラブルはなかったので驚きました。
思わず、「霧くらい気にせず飛べよ!(正確には降りろよ、でした)」と思ったのですが、エドに「いや、危ないからダメだよ・・」と諭されました。
いやまったく、その通りです。
安全が一番だいじですよね。

今日はこれから、帰りの飛行機のチケットと、SさんIさんと行く民族舞踊のショーのチケットと、グアナファト行きのバスチケットを買いにいきます。
ちょっとした大金を持ち歩くことになるので、ドキドキです。
それではまた。

↓飛行機から見下ろしたメキシコシティの町。
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by mangorico2 | 2006-02-20 04:17 | メキシコの旅

空の旅

空を飛びました。
もちろん、飛行機で。
長時間の飛行機の旅は嫌ですが、ほんの2時間程度なら楽しいものです。
空から地上を見渡せるなんて、人間にとって最高のぜいたくなのでは、と思ってしまいました。
だって空の旅って、鳥や虫にだけ許されたものでしょう。
果てしなく広がるメキシコの景色。
直線で区切られた、青々とした畑。
行き交う小さな車たち。
集落へとのびるゆるやかな道路と、ひしめきあう家々。
湖。
波打つ、乾いた大地。
そして、眼下に見える雲の海。
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私がいるのは、間違いなく空の上です。
でも、雲の海を見ていると、それが水平線のように見えてきました。
目に見えるものだけを信じるなら、この雲の線が、私たちが足をおろすことのできる地面です。
私はこれから、この雲をくぐって、もうひとつ下の階に広がる町に行くわけです。

雲の中です。
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白いような灰色のような景色が10分くらい続きました。
やっぱり雲は、水蒸気のかたまりなのです。
そして突然地面が見えて、空港に到着しました。
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メキシコシティへの乗り継ぎ先であるモンテレイは、霧雨が降っていました。

飛行機が無事に着いてよかった。
そして、私の暮らすこの地上を見渡せてよかった。
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by mangorico2 | 2006-02-19 04:37 | メキシコの旅