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太っ腹!

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この写真を見て、「コーヒーの写真?なんなの?」と思った方!
これは、緊張感あふれる一瞬を切り取った写真なのですよ!
先日の旅行中の1コマ、バスに乗っています。
左手に、なみなみとつがれたコーヒー(これは少し飲んだ後ですが)。
右手にカメラ。
そして、窓の外に注目!
『急カーブ』の注意を呼びかける看板があります。
そう私は、なみなみとコーヒーのはいったカップを持って、これから山を下ろうというバスに乗ってしまったのです!
ゆれるコーヒーの水面。
早く飲み干さねばと思うも、私は猫舌。
つい先日も似たような状況で、白いTシャツにコーヒーの染みをつけてしまったのに!
ああバスよ!横揺れはOKだけど縦揺れはやめてね!100%こぼれる!!

さてさて、この日はなんとか、こぼすことなくコーヒーを飲み干すことができました。
バスでコーヒーは危険です。
わかってるなら、買わないとか、対応を考えるべきですが・・努力はしたんです。
このコーヒーはバスターミナルで買ったインスタントコーヒー。
コーヒーを買おうとすると、豆からひいたやつはなくて、インスタントコーヒーしか置いてない場合があります。
その場合、カップにまずお湯を注いでくれて、それに自分でコーヒーや砂糖、ミルクを加えます。
自分の好みで濃くも薄くもできるし、だいたい5ペソ(約50円)と安いので良いです。
しかし、決まってお店の人は、カップにお湯を溢れんばかりにいれてくれるのです。
私もそれがわかっているので、「少なめにして下さい」とか「半分でいいです」とか言うのですが、それでも必ず8分目までいれてくれます。
今回も、「少なめで」と言ったのですが・・・やっぱりたっぷりでした。
ハイ!と渡されると、イヤもっと少なく・・、なんて言えなくなる私。
カップ自体も大きいので、飲み干すのが一苦労。

先日も授業の前にコーヒーを買ったのですが、
私「半分くらいでいいです」
おばちゃん「ハイ!」(約8分目のコーヒー)
私「あ・・ありがとう^^;(もっと少なくと言えず受け取る)、あの、ミルクありますか?」
おばちゃん「あー、今、粉末のやつが切れてるから、牛乳ちょっといれてあげるわ」
(と、奥で牛乳をいれてくれて)「ハイ!」
私「・・・」
コーヒーはたっぷりの牛乳で、9分目までアップしていました。
教室までこぼさずに運ぶのが大変でした。

いやはや、メキシコ人はとても太っ腹なのです。
ケチケチして・・なんて思われるのは絶対に許せないのです。
こと、食べ物に関しては。
そんな太っ腹なメキシコ人が大好きです♪
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by mangorico2 | 2006-04-29 15:42 | メキシコ雑学

サボテン

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メキシコだからといって、そこら中にサボテンが生えているわけではない。
メキシコでのサボテンの位置づけ・・それは『砂漠に勝手に生えているもの』
注:かなり強引な定義づけです
日本ではサボテンのある家やお店はおっしゃれ~な感じだけど、メキシコでは家にサボテンを植える人はいない!
再び注:かなり決め付けています
トゲトゲがあって、めったに花をつけないサボテンより、ピンクや黄色や白の可憐な花をつける植物のほうがカワイイに決まっている!
もしくは、ライムとかマンゴーとかオレンジとかバナナとか、おいしい木のほうが絶対にイイ!

と、いうわけで、上の写真はロス・モチスの植物公園(シナロア公園という名前)にて撮影。
右端に写りこんでるのは、案内してくれたハビエルです。
妹がメキシコに初めて来て、「サボテンがない!!」と驚いたのを思い出しました。
町なかに、普通にあるわけじゃないんです・・。

先日の旅の様子を追加しました。
見てね。
春の旅・2日目
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by mangorico2 | 2006-04-28 11:32 | クリアカン

車からのお願い

今日も、落書きされた車を発見。
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近付いてみると・・・
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lavame(ラバメ・私を洗って、の意)と書かれています。
たしかに、そろそろ洗ったほうがいいと思います・・。
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by mangorico2 | 2006-04-27 05:40 | クリアカン

むかしばなし

『スープ・ストーン』
むかしむかし、あるところに貧しいひとりの若者がいました。
彼はとても貧しく、食べ物を買うお金もありません。
食べ物を得ようと一日中歩き回っていた彼は、お腹ぺこぺこで、森の中の一軒の家を見つけました。
「すみません、とてもお腹がすいているんです。何か食べ物を分けてもらえませんか。」
すると家の中からはおばあさんが出てきて、「ここには、あんたにやるような物は何もないよ。」と言いました。
すると若者は、ポケットから小石を1つ取り出して、言いました。
「これはスープ・ストーン(スープが作れる石)です。僕を中に入れて、この石でスープを作らせてもらえませんか。」
おばあさんは、聞いたことのない不思議な話にびっくりして、それを見てみたくなり、彼を中に入れてやりました。
若者は鍋を借りて湯を沸かし、その中に例の石をほうりこんで、ていねいにかき回します。
おばあさんは、「もうできたかい。」と彼にたずねます。
すると彼は、「とんでもない!まだまだ。おいしくできてるんだけど・・うーん・・玉ねぎが1つか2つ入れば、もっと良い味になるんだけどなあ。」と答えました。
「そうかい、玉ねぎだね。ちょっと待っとくれ。」
おばあさんは戸棚から玉ねぎを取り出し、彼に渡しました。
若者は、「にんじんがあればなあ。」「鶏肉をいれると完璧なんだけど。」と次々に材料を要求し、そのたびにおばあさんは言われた材料を家の中から集めてきて、彼に渡すのです。
そうして彼は、おいしい『石のスープ』を完成させました。
「このスープはほんとにおいしいねえ。私もこんなスープが作れるスープ・ストーンがあったらねえ。」とおばあさん。
「そうだなあ・・。親切にしてもらったし、もうお腹もいっぱいになったから、この石はあげるよ。」と若者は答えます。
ニコニコと手を振るおばあさんに別れを告げ、若者はもと来た道をたどっていきました。
そして、ほくそえみながら道端の小さな石を拾いあげ、それをポケットにしまったのでした。

これは、ふと手にとった「スープ・ストーン」というお話です。
英語で書かれていましたが、どこの昔話かはわかりません。
なんとなく、『欲をはって他人に意地悪をすると、しっぺ返しをくらうよ』という教訓めいたものを感じるのですが・・。
現代の感覚で読むと、かなり違和感があります。
①どうして働き盛りの若者が、一銭もお金を持っていなくて、一日中ぶらぶらしているのか。探せば何か仕事があるだろ!
②突然やって来た見知らぬ人を、家に入れないのは当然。もしかすると強盗かも。それに、親切に食べ物をあげたはいいが、毎日来られたりすると困る!
③ふつう、途中で気づくだろ!!
しかし、昔話というのは、このようなツッコミをいれてはいけないものなのです。
桃から男の子が生まれるわけがないとか、亀に乗って海にもぐって呼吸はどうするんだとか、鶴が人間に変身するなんてありえないとか。
教訓があるとかないとか、筋が通っているとかいないとか、現実的に不可能とか、そんなことはどうでもいいのです。
だってそれは『むかしむかし・・』のお話で、私たちのいる現実世界とはまた、別の世界だからです。

しかし、この『スープ・ストーン』を読んで、実はこれは『むかしむかし・・』のお話ではないぞ、と気づきました。
「お金をめぐんでほしい」と言って、道端に座り込んでいる人、声をかけてくる人、家々を訪ねてくる人が、普通にメキシコにはいます。
先日のチワワ旅行の道中で、こんなことがありました。
La Junta(ラ・フンタ)という町でバスを待っていると、貧しい身なりの若者がふらりと近付いてきて、「1ペソくれ。」と言いました。
その時いっしょにいたおじさん(地元の人)が彼に「NO!」と言って、彼はその場を立ち去りました。
おじさんは私に、「あいつは怠け者だよ。若いのに、働きもせずぶらぶらしているんだ。そして、酒を飲むためにこうやって、人にお金をせびっているのさ。」と言います。
その若者は道を横切って、向かいの酒屋へと入っていきました。
これは、どう理解したらいいのでしょうか。
仕事もせずぶらぶらしている彼は怠け者?
それとも、働きたくても仕事がないのが現実?
メキシコでは、お金持ちの人は高い教育を受け、コネで政府や大企業に就職、一方、貧しい人は小さい頃から働き、学もなく、仕事にありつけないというのが現実にあります。
※注 すべての人がそうではない
『全く仕事ができない』または『人からお金をもらうほうが楽』という人達が時々、私にお金をくれと言います。
『仕事ができないかわいそうな人』にお金をあげるのは気持ちの整理がつきますが、一体どちらなのかは判断できません。
また、『お金をあげて、金持ちだと思われ狙われたらどうしよう』、『偽善者っぽくてイヤだな』、『身なりが汚くて怖いな』そんな気持ちが働きます。
結果、気が向いた時、その人が気になった時だけ、私はお金をあげています。
彼らに比べたら私はめちゃくちゃお金持ちで、いくらでも与えることができます。
あの、若者に食べ物をあげなかった欲張りなおばあさんの立場にいるわけです。
物語の教訓によると、欲張って人に分け与えることをしないと、そのしっぺ返しをくらいます。
しかし現実は、そう単純ではありません。
何をするにしても、自分の判断と責任で行うしかないのです。
そういうわけで私は、自分の気が向いた時だけ、気になった人にだけ、与えることにことにします。

補足
私は『スープ・ストーン』のお話から教訓めいたものを感じましたが、色々な解釈があると思います。
単純に、若者とおばあさんの駆け引きを楽しむ話でもいいと思います。
読み方は人それぞれだと思っています、あしからず。
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by mangorico2 | 2006-04-26 05:16 | 考え事・・

春の旅・6日目

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チワワのセントロ(中心地)です。
チワワ州の州都チワワは、チワワ太平洋鉄道の起点ということもあり有名ですが、メキシコの中心部からは離れているので、旅行で訪れる日本人はそんなに多くはありません。
いつも参考にしている『地球の歩き方』にも、チワワ情報はほんの少ししか載っていません。
そんな情報の少ない時はどうするのか・・。

ある程度大きなメキシコの町は、教会を中心に作られていることが多いです。
だからまず、町の中心部の教会(カテドラルと呼ばれることが多い)を目指すと良いのです。
教会の前には広場があって、そこで休んだり飲み物や食べ物を買うことができます。
また、教会や広場の様子で、町の雰囲気を知ることができます。
そのまわりには、観光案内所や役場が置かれていることが多いです。
観光案内所では、地図をもらえたり、ホテルの情報を教えてもらえます。
役場は、そこに住んでいる人にしか関係がなさそうな場所ですが、実はその町の歴史や文化をひと目で知ることができる、壁画館でもあるのです。

さて、チワワ中心部の地図はガイドブックに載っていたので、ある程度あたまにいれておいて散策スタート!
まずはカテドラルへ
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石造りで、壁面に細かい彫刻の彫られた、立派な建物。
古くて歴史がありそうです。
広場は、民芸品を売るタラウマラの人々、のんびりと過ごす家族づれ、おじいさん、観光客たちなどでにぎわっていました。
カテドラルからまっすぐ歩いていくと、10分ほどでチワワ州庁舎に着きます。
通り道は、こんなショッピングモールになっていました。
クリアカンにもあるチェーン店がが多くて珍しいものはなかったのですが、雰囲気はクリアカンよりも都会的、というかアメリカ的でした。
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チワワ州庁舎に着きました。
ここには、メキシコ独立運動、メキシコ革命をテーマにした壁画と、メキシコの英雄たちの銅像が置かれていて見事でした。
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彼は、メキシコ独立運動を始めたイダルゴ神父です。
彼が独立運動を始めたのは1810年9月16日で、この日が現在の『独立記念日』なっています。
しかし彼はその後、政府軍に捕らえられ、1811年にこの州庁舎で処刑されたそうです。
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こちらの馬に乗った男性は、ここチワワ出身でメキシコ革命の英雄、パンチョ・ビージャ。
彼の生家が現在も残っていて、革命歴史博物館として公開されています。

見事な壁画をじっくり眺めていると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
ここでゆっくりしている時間はなかったのです!
2時に出るバスに乗って、パキメ遺跡のあるカサス・グランデスという町を目指すのです!
慌ててタクシーに飛び乗って、バスターミナルに向かいました。
窓から見えるチワワの町は、古い教会と新しい建物が混在する、よく整備された町でした。
旅の通過点としか考えていなかったのですが、きれいな町で好きになりました。
しかし、明日はいよいよパキメ遺跡にいけるのだと思うと、わくわくです。
カサス・グランデスまではバスで5時間。
けっこう遠いなあー、チワワ州って広いなあー。
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by mangorico2 | 2006-04-20 11:11 | メキシコの旅

春の旅・5日目

出発 クリール → 到着 ?

クリールは、観光客の多い町だ。
ここから、近郊の滝や湖や、タラウマラの洞窟住居を訪ねるツアーが出ている。
ガイドブックにもおすすめって書いてあるし、最初はそれに行くつもりでここまで来た。
が。
今は乾季で、大地も木々も乾いている。
滝も湖も、水がかなり減っているそうで、あまり見ごたえがないと言っていた。
それなら、ツアーに参加して見に行く価値が低いかも・・。
しかも、もう乾いた景色に飽きてきてしまっていた。
切り立った山々や渓谷の景色は見事だけど、だんだん、すべて同じに見えてきた。
葉をつけていない木々や、カラカラの土地を見ていると、私の心まで乾いてきそうだ。
私は思いついた。
クリール近郊のツアーに参加するのはやめよう!
そして、Paquime(パキメ)を目指そう!
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きっかけは、昨日訪れた博物館だった↑
そこではタラウマラの人々の暮らしや民芸品を中心に展示されているのだが、その一角に、幾何学模様が描かれた焼き物が置かれてあった。
Paquimeと書いてある。
パキメ・・聞いた事がある名前だけど、どこだっけ?
学芸員のお姉さんに聞くと、パキメはチワワ州北部にある遺跡で、世界遺産にも登録されているそうだ。
アステカやマヤよりもずっと前の時代のもので、派手さはない。
でも、パキメの幾何学模様を写した焼き物が有名だそうだ。
全く情報がないので、どうやって行くのか、どんな所なのかよくわからないけど、せっかくメキシコ北部まで来たし、なかなか行ける所ではないので、行くことにした。
ガイドブックに載っていない所を目指す。
これは冒険だ!!
だんだんワクワクしてきた。
パキメへ行こう!!

そんなわけで、朝食を済ませた私は、バスターミナルへやって来た。
学芸員のお姉さんにパキメへの行き方を聞いたところ、「ここクリールからLa Junta(ラ・フンタ)という町へ行って、バスを乗り換えてMata Ortiz(マタ・オルティス)へ行く」とのこと。
パキメ遺跡は、マタ・オルティスの近くだそうだ。
最初の目的は、『チワワ鉄道に乗ってチワワへ行く』ことだったのだが、パキメへ行くにはここからバスに乗って、チワワを通らず直接北へ向かうほうがいいらしい。
バスターミナルでラ・フンタ行きの切符を買う。
念のため窓口のお姉さんに、「パキメへ行くんだけど、ラ・フンタ経由で行けばいいんだよね」と聞いたけど、「さあ。」と冷たい返事・・。
まあ、とにかく行ってみよう!
バスの中では、途中burritos(ブリートス)売りが乗り込んできて、おいしそうだったのでつい買ってしまう(お腹すいてなかったのに)
ブリートスとは、小麦粉のトルティージャで具を挟んだもの。
↓こんな形をしている。
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唐辛子がきいてて、めちゃくちゃ辛かった!

さてさて、バスに乗ること2時間。
ラ・フンタに到着。
マタ・オルティス行きの切符を買おうとすると、「ここからマタ・オルティスへ行くルートはない」との返事が返ってきた!
窓口のおばさんいわく、「ここからはCuauhtemoc(クアウテモック)という町に行き、そこでMadera(マデラ)行きのバスに乗り、また乗り換えてCasas Grandes(カサス・グランデス)へ行くように」とのこと。
なんじゃそりゃーーーーーー!!
仕方なく、クアウテモック行きのバスを待つ・・・。
待合室でおばさんとしゃべったり、タクシーのおじさんとしゃべったりして、ひたすら待つ・・。
2時間経過・・。
たまたま、他の町へ行くバスがやってきて、運転手がバスから降りてきた。
念のため、と思って、「パキメ遺跡に行きたいんだけど、クアウテモック→マデラ→カサス・グランデスのルートでいいんだよね?」と聞いてみた。
すると、「マデラからカサス・グランデスへ行くルートは便数が少ないから、ここからチワワへ行って、チワワからカサス・グランデスに行くほうがいいよ」と言われた。

ここまできて、ちょっと頭が混乱してきた。
マタ・オルティスがパキメ遺跡に近い、と最初に言われたけど、パキメ遺跡はカサス・グランデス村の中にあるらしい。
それから、カサス・グランデスへは、チワワ出発のバスが本数も多く便利らしい。
ということで、2時間半後にやってきた『クリール発の』チワワ行きバスに飛び乗った。
ちなみに、ラ・フンタまで私が乗ってきたバスも、チワワ行きだった。
なんでみんな、最初からこのルートを勧めてくれなかったの?
大きな道が走ってて、一番わかりやすいルートじゃん・・。

そんなわけで、さらに5時間、バスにゆられてチワワに行きました。
バスの窓の向こうには、ひたすらこんな景色が広がっていました。
小さな点は、牛たちです。
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チワワ州は、おいしい牛肉で有名です。
(他にも、リンゴ、トウモロコシ、豆、綿、木材、鉱山資源がある)
こーんな広い土地でのんびり育った牛たちは、お肉も美味しくなるのかなあ、なんてぼんやり考えていました。
チワワに着いたのは、夜の8時でした。

位置関係が分かりづらいと思って、地図を添付します。
が、この地図も分かりにくい・・。
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by mangorico2 | 2006-04-19 04:55 | メキシコの旅

春の旅・4日目 クリールへ!編

セロカウイ村→バウイチボ駅→creel(クリール)
渓谷ツアーを午前中で終えて、セロカウイ村から乗り合いバスに乗って、バウイチボ駅にやってきました。
バスの中で一緒になった家族は、ウリケ村からやってきたそうで、山のくねくね道のせいで乗り物酔い・・。
奥さんと娘さんがぐったりしていたので、乗り物酔いの薬をあげました。
二等列車が着くのが2時半頃、とは聞いていますが、時刻表があるわけでもなく、ひたすら待合室でボーっと待ちます。
乗り合いバスで一緒になった家族と、おしゃべりをしながら待ちました。
実は、彼らは前日このバウイチボ駅にやってきて、クリール行きの列車に乗ろうとしたそうです。
ところが列車は満員で乗せてもらえず、ウリケ村まで戻ったそうなのです。
そ、そんなことがあるなんて!
確かに今は旅行シーズンですが・・乗れなかったらどうしよう!
そうこうしているうちに、列車がやって来ました。
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あ!乗れた!
良かった~~~~!
と思ったのもつかの間。
あいにく席は満席で、食堂車に詰め込まれてしまいました。
食堂車には簡易テーブルがいくつかあるのみ。
しかたなく、食堂車の床に座り込んで、目的地を目指します。
仲良くなった家族は、パンと、ハムと、ハラペーニョ(青唐辛子)と、マヨネーズの瓶を取り出して、床に座ったままサンドイッチを作って食べ始めました。
私にもどう?と勧めてくれました。
その横ではおじさん3人が、ツナ缶とマヨネーズでツナサラダを作り、トスターダス(トルティージャを揚げたもの)に乗せて食べています。
お弁当を持って列車に乗る、というのはよくありますが、お弁当の材料を持って行ってお弁当を作る、のは珍しいのでは?
そうこうしているうちに、列車はdivisadero(ディビサデロ)駅に到着。
ここで、15分間停車します。
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今までの途中駅は待合室のみだったのですが、ここディビサデロ駅は『駅らしい駅』というか、食べ物を売る店や民芸品を売る店がたくさん並んでいて活気溢れていました。
また、銅渓谷と言われる、山々が連なる光景が見られる展望台がありました。
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ここを過ぎれば、目的地クリールまであと2時間ほどです。
食堂車の床も、慣れてくれば快適。
ちょっとウトウトしていると、いつの間にかクリールに着いていました。
夕方の6時くらいのことです。

クリールは観光地としても有名で、たくさんのホテルや民芸品屋さんが並んでいました。
そして、たくさんの旅行者でにぎわっていました。
一軒のCDショップから、素敵な民族音楽が聞こえてきたので、中に入って「綺麗な曲ですね、どこの音楽ですか?」と聞いてみました。
メキシコのどこかなあ?聞いたことないなあ・・と思っていると、
「アンデス音楽(ペルー)よ。」
との答えが!
店のおばさんが「3枚で100ペソ。お得よ。」と言うのと、
「綺麗な曲ですね。」と言ってしまったので、ついつい買ってしまいました。
メキシコ旅行でアンデス音楽を買うなんて・・しかも3枚も・・。
そんなこんなで、クリールの夜はふけていきました。
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↑私が買った、タラウマラの民芸品。
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by mangorico2 | 2006-04-18 22:41 | メキシコの旅

春の旅・4日目 渓谷ツアー編

セロカウイ村から、渓谷を見渡せる展望台まで行くツアーが出ています。
ガイドのRaul(ラウル)さんと、朝の8時から出発!
前日、泊まっているホテルのおじさんが私に、
「渓谷を案内するよ。朝食付で700ペソ、どう?」
と言いました。
「高っ!!」と思ったので、アメリカ人観光客でいっぱいのホテルでもツアーをやっていないかと思い、聞きにいきました。
すると、こちらは15人くらいのグループになりますが、ひとり300ペソとのこと。
それに申し込もうかなあと思っていると、『ガイドします』という看板を見つけたのでそこでも聞いてみました。
すると、「プライベートガイドなら、400ペソだよ」と言われました。
それで、400ペソで個人ガイドしてくれるならそのほうがいいなあと思い、彼、ラウルさんにお願いしたのです。
車は土ぼこりをあげながら、山道を登っていきます。
20~30分ほど走ると、私が滞在しているセロカウイ村を見渡せるところにきました。
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さらにどんどん登ります。
この辺りには松やオーク(こなら)の木が多く、松は27種類、オークは17種類あるそうです。
ラウルさんは、pino apache(ピノ・アパッチェ、アパッチ松)という松を教えてくれました。
大きくて、30cmほどの長さの葉をつける松です。
チワワ州には、タラウマラという先住民の人たちが住んでいるのですが、彼らはこの葉を使ってかごを編んだり、木彫りの人形を作ったりするそうです。
そんな話をしていると、タラウマラの家族が住む一軒の家を見つけました。
道の途中に一軒だけ、ぽつんと建っていました。
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その目と鼻の先のところに、ラウルさんは車を止めました。
崖のくぼみに、小屋のようなものが。
何だろう?と思っていると、さっきの家から男の子が2人走ってきて、小屋の扉をあけました。
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6畳ほどの広さの小屋の中には、手作りのかごや木彫りの人形が。
おみやげ屋さんのようです。
あの松の葉で編んだかごが、小さいものから大きいものまでたくさんあって、とてもかわいい。
小さいものを2つ買いました。
ここは、もともと住居だったそうです。
天井が黒くなっているのは、火を炊いた時のすすがついているからだそう。
中の写真も撮ったのですが、暗かったためうまく写りませんでした。
残念。

車は、さらにさらに登っていきます。
こんな、水の湧き出るところがありました。
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乾季でも決して枯れることのない水。
水を含んだコケと、滴り落ちる滴を見て、土ぼこりばかりで乾いていた気持ちも潤いました。
水があるって、いいなあと思ったのです。

そこから15分ほど走ったところに、展望台がありました。
見下ろすと、真下にUrique(ウリケ)という町が見えます。
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ウリケ川が流れています。
このウリケ川は、先日私が訪れたエル・フエルテのエル・フエルテ川に続いているそうです。
エル・フエルテ川は、農業の盛んなロス・モチスを潤す重要な川です。
ラウルさんは、「ウリケで雨が降れば、シナロアで水が飲めるんだよ。」と言っていました。
ウリケの日照りや、水質の変化は、シナロアの人にとっては他人事ではないのです。
そんなふうに、自然はつながってるんだなあ、と知ることが大事ですね。

ここの展望台でもタラウマラのおばさんがかごを売っていて、かわいかったのでまた、いくつか買いました。
それから、再びセロカウイ村に向かって戻りました。
また列車に乗って、Creel(クリール)という町を目指します。
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by mangorico2 | 2006-04-18 07:52 | メキシコの旅

春の旅・3日目 小さな村編

17日の日記は写真が多くて一つで収まりきらなかったので、こちらに分けました。
まだ鉄道編を読んでない人は、お先にそちらをどうぞ。

さて、Bahuichivo(バウイチボ)駅に着きました。
ここは小さな村で、ホテルはないそうです。
そこで、ここから車で40分くらい走った、cerocahui(セロカウイ)という村まで行きます。
バウイチボ駅で降りた多くの人が、セロカウイなど近郊の村まで行くようです。
乗り合いバス(普通のバン)を見つけて乗り込んだ私に、一人のおじさんが近寄ってきました。
「俺はホテルをやってるんだけど、うちに泊まりにこないか?それなら、ホテルまでのバス代は取らないから」
値段を聞くと、一泊300ペソと悪くない料金でした。
どんなホテルか分からないけど、セロカウイは小さな村でホテルも少ないようなので、このおじさんについていくことにしました。
セロカウイには、アメリカ人観光客が多く泊まる良いホテルもあるのですが、そこは高そうだったのでやめました。

おじさんの車は土ぼこりだらけで、お世辞にもきれいとは言えません。
しかし、その原因は舗装されていない、乾燥した道路。
対向車をやり過ごすたびに、大量の土ぼこりが舞い上がります。
後ろを振り返ると、この車もまた土ぼこりを上げています。
これじゃ、洗っても洗っても、だなあ。
また道中、おじさんの娘さんの車とすれ違いました。
他の村に洗濯をしに行くようです。
曰く、
「セロカウイには水がほとんどないんだ。特に今みたいな乾季の時には全く雨が降らないからね。こうして洗濯はよそでやっているんだよ。あ、心配しないで。ちゃんとお客さんがシャワーを浴びるための水はあるからね。でも、使う時以外は元栓を閉めているから、使いたい時は声をかけておくれ。」
私は今まで、水がないという状況を体験したことがありません。
その時はへー・・というくらいに聞いていたのですが、水がないって大変です。
水道の元栓を閉めているので、トイレの後、手が洗えない。
かろうじてトイレの水はタンクにたまってある分で流せました。
歯を磨く時も、炭酸飲料で口をゆすいで、最後にミネラルウォーターで洗い流しました。
(ミネラルウォーターが少ししか残ってなかったので)
私が「水がないって大変」なんていうのは、本当の意味では大変ではないと思いますが、それでも水のありがたみを感じました。
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セロカウイは農村のようで、畑や牛を放牧しているのを見かけました。
しかし今は乾季で、土地は乾いています。
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ホテルからセントロまでは徒歩で15分ほど。
上のような景色を眼下に見ながら、くねくね道を歩きます。
車が通るたび、例の土ぼこり。
ひえーほこりだらけになる!!
・・・なりました。
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これは町の教会です。
どこかの家の鶏が迷い込んだのか、中をウロウロしていました。
セントロには、教会と小さな広場、アメリカ人観光客でいっぱいのホテルが一つと、数件の食料雑貨店があるだけでした。
レストランがあれば何か食べようと思っていたのですが、残念ながらありませんでした。
本当に小さな、田舎の村です。
セントロには、チワワ州に住むタラウマラという先住民の子供たちの学校がありました。
私が訪れた時は休暇中で、そこで子供たちの姿は見かけませんでした。

今まで「田舎暮らしっていいな~」なんて言っていたけど、ほんとの田舎ってこういうものなのかなあ。
ケイタイの電波は入らず、電話をかけたいと思っても公衆電話がない。
たくさんの不便とともに、厳しい環境で暮らすのが、田舎暮らしでしょうか。
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by mangorico2 | 2006-04-17 15:46 | メキシコの旅

春の旅・3日目 鉄道編

出発 El Fuerte(エル・フエルテ) →到着 Bahuichivo(バウイチボ)

いよいよ、チワワ鉄道の旅が始まります。
エル・フエルテ駅に朝の9時半に到着。
朝ごはんをとる時間がなく、駅の周りや中に何かあるだろうと思っていると、見事に何もない!
駅という建物は、小さな待合室のみ。
駅の周りを見回すと、一軒の食料雑貨店を発見。
中にはおじいさんがひとり。
薄暗い店内に、ホコリをかぶった商品が少し。
ちょっとひるんだけど、お腹がすいていたので、大手メーカーのクッキーと缶ジュースを購入。
駅に戻って、電車を待ちます。
私と同じように電車を待つ人が30人ほど。
誰も、何時に電車が来るのか知りません。
だいたい10時頃だそうで、みんなひたすら待ちます。
私も待ちます。
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外には、電車の行程を示す看板。
山の中を越えながら、チワワを目指します。
↓これは、各駅の高低をあらわした物。
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高いところで約2400kmです。
崖の上を走ったりするのかな?危なくないかな?とちょっと心配。
そうこうしていると、電車がやって来ました。
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車掌さんの指示にしたがって、客車に乗り込んでいきます。
客席はこんな感じ。
車掌さんの衣装が時代がかっていて素敵です。
電車の中で、切符を買います。
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電車には一等車とニ等車があって、私が乗ったのは二等車です。
一等車はシートがもっと快適で、食堂車があり、小さな駅には止まらないので、各駅に早く到着します。
しかし、値段は2等の倍です。
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窓からは、こんな切り立った山の風景が見られます。
客車の窓は開かず、みんなデッキに出て、写真を撮ったりビデオを回したりしていました。
そんなこんなで2時半頃、目的地のバウイチボ駅に着きました。
*つづく*

<地球の歩き方情報>
チワワ鉄道はシナロア州のロスモチスを出発して、チワワ州のチワワまで行きます。
電車は上りと下りが1日に2本ずつ。(一等と二等)
一等は朝の6時に出発し、終点に着くのは夜の10時25分。
二等は朝の7時出発で、到着は深夜1時30分です。
料金は、チワワまで行った場合一等が1319ペソ(約1万3190円)、二等が660ペソ(約6600円)です。
1日乗り続けて終点まで行こうとすると、18時間30分の超・長旅!!!
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by mangorico2 | 2006-04-17 15:11 | メキシコの旅