今日は、クリアカン近くの村でFeria(フェリア、お祭り)があるというので、民族舞踊団DIFOCURの面々にくっついて行ってきました。
Palmitas(パルミータス)という、クリアカンから車で40分~50分ほど走ったところにある村です。 この日はSan Isidro(サン・イシドロ)という村の守護聖人の日で、同時に農業に関する小さなエキスポも行われていました。 まわりをトウモロコシ畑に囲まれた村の野球場を使って、農機具の展示や農業に関するパネル、村の伝統的なスポーツを紹介するパネル、移動遊園地、食べ物屋台、ダンスを踊るステージなどが組まれていました。 農業に関するパネル展示では、『虫を使って害虫を駆逐するノウハウ』が興味深かったです。 マンゴーやリンゴを食い荒らす害虫に対して、農薬ではなく、それらの害虫を食うハエの一種を使って駆逐しようというのです。 農薬を使わないというのは、安全でよい方法だと思います。 しかし、それに使われるハエの一種というのは品種改良されてあって、子孫を残せないようにされているとか。 私は農業のことはあまり詳しくないのですが、品種改良された虫たちが変異して、自然のバランスを壊したりはしないのだろうかと少し心配になりました。 とはいえ、『減農薬』というのは良い売り文句になると思ったので(苗を育てる時点で科学肥料を用いるので、無農薬ではないらしい)、日本に売り込む時に効果的だよと伝えました。 そして、こうして作られたマンゴーを食べてみたいなと思ったのでどこで売られているのか聞くと、アメリカ合衆国へ輸出されているそうです。 メキシコでは買えないの?と聞くと、メキシコの市場はまだ力がなくて、このような付加価値のある商品が流通するほどではないと言いました。 私も、日本に売り込んだら?なんて言いましたが、メキシコで作られた良いものをメキシコ人が消費できないというのは問題だと思います。 8時頃になって、空も暗くなり始め、ようやくお祭りも始まりです。 左がミス・パルミータス(村いちばんの美人)、右がミス・フェリア(このお祭りのために選ばれた美人)です。 ミス・パルミータスは貝殻で飾られた衣装を着ています。 大きな冠の上のほうについているお面は、このあたりの先住民mayo(マヨ)のお面です。 エル・フエルテの町でも見かけました→春の旅・2日目 今日のお祭りのために、民族舞踊団の他に、マリアッチ楽団が2つ来ていました。 生演奏にあわせたダンスは、とても迫力があります。 途中、歌手と思われるナイスミドルのおじさまが登場。 素敵な歌声で、愛の歌を歌っていました。 ななめ前のおばあさま方、大興奮でした。 観客のひとりが投げたぼうしをかぶって歌っています。 この日は、ハリスコ州の踊り(ハリスコは、マリアッチ発祥の地)、ベラクルス州の踊り、ダンソン(キューバ発祥の社交ダンスのようなもの)、メキシコ革命期の踊りが披露されました。 途中、メキシコ各地の民族衣装を着て登場する場面があり、このように各地の衣装が一同にかいする機会は少ないので嬉しかったです。 場所によって異なる衣装は、すばらしいでしょう! ちなみに、いちばん右端の衣装はタマウリパス州のもので、今わたしが習っている踊りです。 発表会用に作りますよ! 日本に帰ったらお披露目するね。
by mangorico2
| 2006-05-12 06:43
| クリアカン
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